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2.村の片隅 ある晴れた日に、村一番の楽天家が死にました。 彼はその頃村に蔓延していた 人狼の噂を笑い飛ばしていました。 無惨な姿で見つかったのがその翌日だったので それがあまりにも惨い死に様だったので 誰ともなくこういいました。 「人狼がこの中に居る」 村人は全員村はずれの宿屋に集められて 大きな会議が開かれました。 誰が人狼なのかを話し合い 毎晩一人を吊る為に。 |
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3.愛してる 私は知っていました。 誰が人狼であるのか、少なくとも一人を。 何故ならば晩にその人が告解に来たから。 その人は言いました。 「愛してるよ。自分自身を」 「だから誰が死んでも構わない」 「自分が生き延びられるなら」 私はきっと冗談だろうと思って 無感動な表情でその人の話を聞いていました。 本当だと認めてしまったなら 恐ろしさに口を開くことも出来なかったでしょう。 「悲しい事です」 私がそう言うと その人はただ笑って、去っていきました |
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4.血 「私の一票が誰かを殺す」 「直接手を下すか、下さないかの差だけで」 「人狼と何も変わらない」 「この手は最早血に染まっているのだよ」 そう呟いた村長さんは その夜喰われてしまいました。 |
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5.団欒 その次の日は誰も襲撃されませんでした。 きっと狩人が誰かを守ってくれたのだ という話で持ちきりになり 束の間の団欒となりました。 |